早速2回目です。
本当はお伝えしたい自己紹介がまだいろいろグダグダあるのですが、このブログの本来の目的はあくまで、同じ障害に悩む人たちの力になること(`・ω・´)
なので遠回りせず、自分が実体験した有益な情報から発信していきたいと思います。
まずは、腹式呼吸について。
発達障害の当事者は周囲から理解されないことなどが原因で、二次障害の鬱状態になられたことが一度はあるかと思います。生きている意味が分からなくなったり、今までできていた簡単なはずのことが億劫になり、果てにはベッドから起き上がることすらできなくなる・・・
こういったとき、YouTubeやグーグル先生を頼って検索すると、まずフィジカルなアプローチとしてよくおすすめされているのが腹式呼吸ですね。
肩が上がったりしないように、横隔膜を使ってお腹が出るように息を吸い、お腹をへこますようにして息を吐く。
こうすることで精神の安定が図られ、メンタルがぶれにくくなると。
・・・
ほんとですか?ホントによくなりました?
少なくとも僕は全く良くなりませんでした。
むしろ、肩を上げず、横隔膜を使った深い呼吸をすることにとらわれて力んでしまい、発達障害特有の反芻思考(過去に起きた嫌なことがフラッシュバックのように思い出され、怒りが収まらなくなること)が強化されてしまいました。
つまり、僕には腹式呼吸が合わなかったのです。
批判を覚悟で書きますが、そもそも腹式呼吸を使った深い呼吸というのは、意識的な肺の換気を行う不自然な呼吸法です。
もちろん、舞台俳優や声優、オペラ歌手など、特殊な職業の方には必須の技術だと思います。
しかし、それは遠く離れた観客に声を飛ばすため、素人離れした声色を出すための技術であり、メンタルを安定させるための技術ではないと思うのです。
インドのヨガはどうなんだ、メンタルにいいし、がっつり腹式呼吸を勧めているじゃないかとおっしゃる方がいますが、あれは目的が違うと思います。
ヨギーたちは、修行の一環であの呼吸法を学びますが、通常の人間では難しいポーズをよくとりますよね?
日常生活ではありえないほど大きく体を曲げたり、足を広げたりしますよね。
でも、それは単にそういう体勢を取ることに向いてるのが腹式呼吸なだけであって、腹式呼吸を最初に練習するのは発展的なポーズの基礎になるからということにすぎないと思うのです。
肩や胸が呼吸のたびに動いたら、前屈の時上体が前後にブレて煩わしいですよね?
そういったことを防ぐためのテクニック的なものが腹式呼吸の本質だと思うのです。
ヨガに取り組むことでメンタルが安定したように感じるのは、単に慣れないポーズでリズミカルに呼吸を繰り返すという、有酸素運動がセロトニンを放出するからというだけだと思います。
ではなぜヨガが鬱にいい、メンタルにいいと言われながら、一定以上浸透しないのか?
それは、単純に
やってない時間は元に戻ってしまうから
なんですよ。
通常時の呼吸を腹式呼吸にしたところで、そもそも本質的な目的の違う呼吸法をしているのだから変に疲れてしまうのです。
意図的な呼吸の仕方をしても、それによって発達障害の行動、思考様式が改善されたり、鬱傾向が霧が晴れるように治るなんてことはないのです。
では、どういう呼吸法がいいのか?
次回詳しく書きます。
2019年10月25日追記:
このブログを始めてから数回ボーカルスクールに通い、専門家から話し方を学びましたが、やはり世間で認識されているような腹式呼吸というのは間違っている(というより雑!)ことがはっきりわかりました。発声の際の正しい呼吸法についてまとめた記事を書きましたので、もしよかったらご覧ください。
ブログ始めたばかりで一つの記事の完成が遅くなってしまいますが、かならず役に立つ情報を書いていきますので、応援よろしくお願いいたします。
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