<第30回目>含胸抜背しよう:アスペ人は体がガチガチに固まっている


みなさまお疲れ様です。

精神的な疲れってたまってくると体にも影響が出てきますよね。特に立ち仕事のようにいつも同じ姿勢でいたり、常に予想外のコミュニケーションが必要とされる職場にいる場合、たいした肉体的負担がなくても体(特に肩、腰)がガチガチになります。

これを一般的なストレッチで直すのはもちろんいいのですが、実は普段の姿勢に問題がある場合がほとんどです。

皆さんは良い姿勢をしてくださいといったら、たぶん、背中を反らして胸を張る方が多いでしょう。西洋的なフィットネスモデルのような姿勢です。

確かに見た目は非常に美しいのですが、東洋人の僕らにとっても本当に適切かというと、そうではないと思うんです。常にお腹に力を入れて姿勢をまっすぐに支えるというのは、明らかにエネルギーの無駄遣いをしています。

良く言えば代謝を上げるというのでしょうが、逆に言えばただでさえエネルギー不足の発達障害当事者にとっては立っているだけ、歩くだけで力を落としていることになります。

僕自身ウォーキングスクールに行ってみたり、大学時代タレント事務所に所属していた友人から歩き方を教えてもらったことがあり、姿勢の良さ、お尻の小ささには自信がありました。

しかし、胸を張って、顎を引き、足を送り出すときにお尻を引き締める歩き方は、メチャクチャ疲れます。必要以上に疲れてしまうのです。

美しく見せることは、健康であることとは必ずしもイコールではないのです。

では、どんな姿勢が楽で、かつエネルギーを落とさない姿勢なのか?

それは中国武術の基礎の基礎にして、非常に奥の深い要素である、含胸抜背(がんきょうばっぱい)という姿勢が正解だと考えています。

これは教える先生によってもかなり解釈が違うのですが、僕が探した中で最もみなさんにとってわかりやすい動画をご紹介いたします。

以前少し申し上げましたが、ただ立ったり座るのに必要以上に力を入れる姿勢は確実に間違っています。

この動画の先生の教え方はとても明確で、真似しやすいように解説してくださっています。youtubeのある時代に感謝です。

動画を再生すればわかりますが、先生の立ち姿がシンメトリーで本当に美しいです。かっこつけてるわけでもなく、肩の力がすっと抜けていて、エネルギーが体の中に貯まっているのが素人目にもわかります。

この姿勢を意識しながらストレッチしたりすると、いつもより腰が良く伸びますし、寝入りが良くなりますよ!

ぜひ試してみてください。

これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。

応援よろしくお願いいたします!


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