<第46回目>ただ「普通」になりたい:歴史上の天才を引き合いに出しても意味がない

ADHD

みなさまお疲れ様です。

最近いろんな芸能人が発達障害を告白していて、世間に認知されるようになってきていますね。たしかにそのことはいいことなのですが、僕としては違和感を感じることも正直多くなってきています。

芸能人で発達障害をカミングアウトしている方は、そもそも先に有名になっていることが多いです。すでに自分の持っている得意分野を社会で活かす方法を見つけた人たちです。

そういう人たちがしてきた具体的な努力にスポットライトが当たることはほとんどなく、ただ単に「こんな私でも障害を克服して活動できています!」という事後報告がほとんどなんですよね。

こういう話を聞いて僕たちリアルに発達障害に苦しんでいる一般人はどう思うかというと、正直なんの参考にもならんなー、という感じです。

僕たちはそもそも、いつか自分に隠されたすごい特殊能力を発揮して、世の中に爪痕を残してやろうなんて野望は持っていません。

ただ、普通になりたいのです。

普通に会社に出勤して、普通に同僚や上司とコミュニケーションを取って、普通に恋愛して、普通に親孝行して、普通に子供作って、普通に楽しく人生を送りたいのです。

 

アインシュタインや、エジソン、レオナルドダヴィンチがADHDだったとか、そんなことを聞かされてもなんの励ましにもなりません。

かりにそういった偉人たちがASDの傾向を本当に持っていたとして、それが開花したのは周囲の理解や、本人の図抜けた能力が認められる環境、時代もあっての話なので、現代社会に生きる僕らにとってなんの参考にもなりません。

僕らは僕らで、自分に合った生き方をゆっくり模索していくしかないのです。

幸いなことに、YouTubeやSNSの発展でぼくら庶民でも情報発信がしやすくなりました。有名な人の参考にならない励ましよりも、「普通」にまぎれてうまく生活している方のやり方を教わることができるようになったのです。

いつかそういう人たちをピックアップした情報をまとめてみたいです。

たまたま環境が合っていたのではなく、環境に合わせる方法を見つけた、という人たちの集まりみたいなのがあるといいんですが・・・

僕はまだオンラインサロンなど作ってもだれも来ないと思いますが、今後そういう活動もしていきたいなと思います。

これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。

応援よろしくお願いいたします!

 


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