みなさまお疲れ様です。
今日はお勧め書籍のご紹介を兼ねての記事になります。
発達障害は「人によって症状が大きく異なり、診断が難しい」「医学的になんらかの数値が通常と違うだとか、外見上からはっきり障害と断定しにくい」そして「完治という概念がないこと」などの理由からオリジナルの治療法を提唱する方が増えています。
もちろん、西脇俊二先生や吉濱ツトム先生のように、発達障害の症状に対して医学的な根拠のあるアプローチを伝える正道の方もいらっしゃいます。
しかし、中には本当にそれ意味あるの?ということをまことしやかに宣伝する輩も増えてきています。
例えば、
骨のゆがみを直せば発達障害が治る!?とか、
医学的に何の根拠もないサプリで鬱が治るとか。
今回紹介する本は、そういった偽物の治療法や、批判自体タブーとされてきた業界をぶった切る本です。
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筆者のサイモン・シン氏はベストセラーの「フェルマーの最終定理」などを執筆したノンフィクション作家で、綿密で正確な取材に定評のある方です。
今回氏が取り上げたのは、医学的な根拠が特にないにも関わらず僕たちの生活に当たり前に入り込んでいるトンデモ医療です。
まず血祭りにされてるのがホメオパシー。まぁこれは叩かれてもしょうがないですよ。もともと効果があるか分からない薬剤を何百倍、何千倍に薄めた液体が病気に効くなどと宣伝していたら、そりゃ詐欺だろと思いますよ。
他にもカイロプラクティックや一部のハーブ療法についても非常に詳しく言及されています。
カイロプラクティックは…治療法というか業界なのであまりきつめに批判するようなことを書くのははばかられますが、首をクラック(力を加えてボキボキ鳴らす)するようなところは止めた方がいいと思います。実際に死亡例もありますし、神経がマヒするなどの例も報告されていますから。
実際、CTも撮らずに触診だけでそんなに他人の体のことがわかるはずないと思うんですよ。僕の元カノが整体でバイトしていたとき、営業終了後「練習」と言ってケガで骨盤の一部を骨折しているのに背中をクラックされたと聞いて院に怒鳴り込んだことがありました。あんな人たちがお年寄りなど骨のもろい方の治療もしていると思うと普通に怖いです。
もちろんすべてのところがそうとは言いませんし、4スタンス理論の廣戸先生の整体などは人体をとても深く研究されているので素晴らしいなと素直に思います。
ハーブ療法は全否定ではありませんが、きちんとテストを行うと効果が認められるものはかなり限られていることがわかっています。街で当たり前に効果を謳われ、売られているものが実はなんの効果もないというのは衝撃です。
一部を抜粋すると、有名なハーブもあることにショックを受けるかもです。
ビルベリー・・・目の諸症状
カモミール・・・消化不良、過敏性腸症候群、不眠症
朝鮮人参・・・インポテンツ、がん、糖尿病
エゾウコギ・・・活力増強、ヘルペス
ラベンダー・・・不眠症、不安
なんとこれらは効果があると考える根拠はない、つまり効果がない可能性が高いものとして挙げられています。
そもそも、現在の医学でがん、糖尿病、多発性硬化症、骨粗鬆症やぜんそくなどには有効なハーブはないという衝撃の内容を言っちゃってます。まぁ冷静に考えればわかることではありますが、がんなどの大病を患っている方は藁をもすがる思いで治療法を探しているわけです。
そういった中でこういう悪質な商法が流行っているのは悲しいことです。みなさんも騙されないようにしてください。
僕もおすすめするものに関しては、必ず自分で試し、効果の実感があるもののみを発信していきます。その中でも、数か月単位で摂取して結局大きく健康に寄与していないと判断したものに関しては常に取捨選択し、報告いたします。
今後も皆さんにとって有益な情報をどんどん提供してきます。
応援よろしくお願いいたします!
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