みなさまお疲れ様です。
以前お話していたボーカルスクール、今日は2回目に行ってきました。
困ったことに習った内容をシェアしようにも、レッスン内容がテキストの朗読でほとんど僕の話し方やアクセントの矯正をベースに進んでいるので、文字で一般化してトレーニング内容を伝えられる感じではなくなってきました(;^ω^)💦
教わったことはメモしているので、また動画が作れるようになったら、超初心者向けの発声の練習法などを公開していきたいと思います。スミマセン(;^ω^)
話変わって、最近のフィットネスブームに思うこと。
KPOPスターや、LDHのアーティストから発祥したのか、筋肉YouTuberからなのか、どこが最初か分かりませんが、芸能人や有名人が体を鍛えるのが流行っていますね。
その影響あってか僕の住んでいる名古屋でも、24時間営業のジムが出来たり、ボディメイクが流行してきています。
僕も自分がHSPと分かるまでは、結構無理な鍛え方をしていました。2日に1回はジムに行き、ベンチプレスやプルダウン系の種目で無茶苦茶トレーニングしていました。
それもこれも、世間でこういう考え方が信じられているからです。僕もそう信じて疑いませんでした。
「心も筋肉と同じで、鍛えれば強くなる!」
えぇ、聞こえはとてもいいんですが、素朴な質問があります。
( ^ω^)・・・?なんで同じなの?
と、今では思います。クッソ当たり前ですが、筋肉と脳は同じ構造をしていません。
解説するまでもないですが、必要とする栄養素の配分も、構成している物質も全然違います。
本当によく耳にしますが、心の話なのに、「メンタルは筋トレと一緒で~」という人いませんか?
一緒じゃないでしょ。どう考えても(笑)
たしかに筋トレをすることで体力が向上して、精神的にやや強くなったような気はします。でもそれは脳そのものが強くなったわけではなくて、運動に耐えられるようになったという心肺機能などのフィジカル的な余裕が出来ただけです。
つまり、パワハラやいじめを受けてもノーダメージで受け流せるようになるわけじゃないですし、仕事終わりにクラブに遊びに行くような、精神的な余裕は生まれないんです。
今もやっているか分かりませんが、以前ブラック企業の新人研修でグループを作り、その中の一人のメンバーに対してみんなで悪いところを言い放ったりとか、大勢の前で大声で目標を話すとかやらせるところがありました。
これって多分、新人を精神的に鍛え上げたいという目的があるんでしょうが、これは言葉が間違っていますね。
こういう強制的に人格改造するようなのは、「心を鍛えている」のではなく、「心を麻痺させている」だけです。何度もやけどさせて、神経を焦がして痛覚をなくさせているようなものです。
この研修をクリアしても、決して心が強くなっているわけではありません。ただ自分の内面を深く見ないようにして、会社のやり方に対して疑問を持たなくさせる、ただの洗脳でしかありません。
心の器は、それぞれ生まれ持った形や大きさがあります。
誰かと比べれば底が浅くてすぐいっぱいになってしまったり、割れやすかったりすることもあります。
しかし、割れやすい器をガンガン叩いたところで、割れてしまうだけで、固くしなやかになることなんてありません。
心の器にどの形が正解かなんてありません。そして、誰かに似せて作り変えることもできないし、誰かと取り換えることもできません。
一番良くないのは、みんなそれぞれ形の違う器をもって生まれたのに、他人の器に嫉妬してしまうことです。誰かに合わせようとしたり、誰かを矯正しようとするのも同じくらい愚かです。
どうにもならないことを悔やんでも前に進めないので、建設的なのは、そういった器でも生きている環境を自らの足で探すことです。
今の会社でどんなに一生懸命頑張っても評価されないのならば、それはあなたが「悪い」のではなく、「合わない」のです。
自分が悪いのだからもっと心を鍛えなければ、と思い込みすぎると、間違いなく鬱になります。
多分、鬱の原因の一つは、「心は鍛えられる」という間違った社会通念があるということだと思います。
他の人はもっと頑張ってるとか、自分だけ休めないとか、だから自分ももっと頑張らないととか。
その考えは間違った信念のもとに発生していると思います。
心は筋肉のように、負荷をかければ強くなるわけじゃありません。
どちらかというとスマホの電池の方が近いと思いますよ。
スマホの電池と一緒で、たくさんの仕事や悩み事を同時に抱えていればいるほど残量が激しく減っていきますし、回復しなければ0になります。
違うのは、0になってからじゃ遅いということです。
みなさんも心の充電が完全に0になる前に、いったん休みましょう。
筋トレも、吐くまでやったり、足腰立たなくなるまでやる必要はありません。
楽しく感じられる範囲でやりましょう。
これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。
応援よろしくお願いいたします!
コメント