みなさまお疲れ様です。
みなさまは朝目覚まし時計が鳴った瞬間にバチンと起きられるタイプでしょうか?
ドラマみたいにカーテンをバサッと開けて伸びとかします?(笑)
午前中からギア全開でアクティブに仕事をバリバリこなせる方でしょうか?
僕は全く逆でした。最近は咽頭炎の治療だったり、糖分の取り方を工夫したおかげでだいぶ軽減されましたが、特に大学卒業直後の銀行員時代は最悪でした。
当時は朝目覚まし時計が鳴ってもなかなか身動きができず、無理に動いたら頭のどこかの血管が切れてしまうような、ものすごい倦怠感に悩まされていました。ベッドからずるずると這い出し、カーテンも開けずに風呂場に行き、熱いシャワーを浴びてなんとか頭をたたき起こす感じでした。
それでも疲れがたまっているときだと、浴槽に座って熱湯シャワーを浴びたまま寝てしまい、危うく寝坊&溺死しそうになったことも多々ありました。
休日は日ごろのストレスからか、前日に早く寝ていても昼過ぎまで全く起きられず、フラフラのまま夕方まで過ごし、そこから資格試験の勉強をするという一週間をずっと繰り返していました。
朝死ぬほど頑張らないと早く起きられないので、社員旅行や休日の先輩の呼び出しが苦痛でたまりませんでした。
体育会系の上司や先輩のグループにいたので、休みの日に「クラブでナンパして合コンの約束を取り付けてこい」とか、陽キャじゃないと楽しめない遊びに付き合わされて毎週ぼろぼろになっていました。
疲れを回復するチャンスがほとんどなかったため、重役がくる全体営業会議で寝てしまったり、取引先が社外秘の決算資料を口頭でかいつまんで教えてくれるという、大事な会合でウトウトしてしまって大目玉を食らいました。
当時は本当につらかったです。辞める決心をする前の日曜日は、朝から仕事なのにどうしても行きたくなくて、朝3時に泣きながら商店街をうろうろしていて警察に通報されたこともありました。駆け付けた警察官は事情を察してすぐ警戒を解いてくれ、交番で親身に話を聞いてくれたことを今でも感謝しています。
僕の場合はASD、ADHDの診断を受けていたので、おそらく今回ご紹介する障害とは違うかもしれませんが、あまりにも症状が似ていたのでとりあげることにしました。
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みなさまは起立性調節障害って聞いたことありますか?
発達障害と同じく最近になってやっと認知されてきたのですが、これに該当する方も本当に苦労されています。
起立性調節障害とは、立っているときに血圧や脈拍に異常が発生し、主に午前中にたちくらみ、めまい、頭痛、イライラなどの症状がみられるのですが、いまだ特効薬はない状態です。
普通は立っている状態だと、血液は重力にしたがい下半身に移動しようとしますが、自律神経がそれをコントロールして脳の血流量を保つようにします。
しかし、この障害の方は自律神経がうまくはたらかず、血流が上半身に戻りにくいためたちくらみを起こしたり、気絶したりします。
また、昼から徐々に調子を取り戻し、夜には別人のように元気になることもあるため、ただの朝寝坊する怠け者と捉えられることが多いようです。
この病気は自律神経の活動が一般的な人に比べて後ろにずれていることで発生していると考えられています。
ひとつ気をつけていただきたいのが、この病気は症状の現れ方でサブカテゴリーが大きく分けて6個くらいあり、それぞれで処方される薬や治療法が違います。また喘息を持っている方には禁忌の薬もありますので、必ず専門機関での診断を受けるようにしてください。
HSPのように気質として簡単に判定できるものではないので、ネットや本で読みかじって「この病気に違いない!」と決めつけるのは危ないです。
また、鉄欠乏性貧血などよく似た症状の病気もよくあるので、判断が難しいところではあります。ただ貧血の場合は時間帯に関わらず不調が改善されない場合が多いので、血液検査などと並行して判断することになるかと思います。
だれでもできる最低限の対処法は、十分な塩分と水分を取ることで、血圧が下がりすぎないようにコントロールすることです。普段から低血圧気味で朝が本当にしんどいという方は医療機関に相談してみるか、いつもより塩分を多めに摂ってみるといいかもしれません。
何度でもいいますが、「多めの塩分」の定義は人によって異なるので、しっかりお医者さんの指示を仰ぐようにしてください。
発達障害の疲れやすさ、慢性疲労症候群、起立性調節障害の倦怠感、鬱など、似たような症状がたくさんあるのですが、これらを横断的に見てくれるような機関があればいいですよね(;´・ω・)
精神科、内科、小児科とか分かれていると、答えがすぐそこまで来ているのに分からずじまいで終わってもやもやすることになるので、つらいところです。
一般的に発達障害や起立性調節障害は年齢を重ねると症状をある程度コントロールできるようになるそうです。たしかに僕もその実感はあります。
しかし、そんな悠長なことを言っていたらいけないですよね。
なるべくはやく自分の問題点になっているところをピンポイントで対策立てていかないと、あっという間に人生で一番重要な時間をただ怒られて過ごしてしまうことになります。
ぼくはすでにそういう時期に入ってしまい、親とは一切連絡取ってないのですべてを自分で解決せざるを得ませんでした。皆さんに同じ思いは味わってほしくありません。今日の記事がきっかけで、自分の症状が何なのか分からず困っている方の力になれればいいなと思います。
これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。
応援よろしくお願いいたします!
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[…] <参考><第73回目>発達障害と似た病気:起立性調節障害 […]