みなさまお疲れ様です。
今回は主に男性向けの話になりますが、少々シモの話を交えて体力についての考察をします。(もちろん真面目です、大真面目です。)
男性の場合、体力の衰えを感じる瞬間の一つに、性行為の際の男性器の反応が挙げられますよね。中学生の頃とか、サルのように自慰行為を行っても次の日はケロッとしていたのに、30歳を過ぎるとかなり変化がわかりやすくなります。
まず朝起きても勃起を伴わなくなってくる方が多いと思います。一応それぐらいであれば加齢に伴う自然なことではありますが、深刻になると、パートナーと性行為をする際にも機能しなくなる方もいるようです。
これはうつ病などの精神疾患を持っている方も、食欲などの意欲低下とともに性欲の減退として同じような事態になりえます。
精神的なものももちろんあると思うのですが、実際のところどこが問題なのでしょうか?もし仮に加齢が原因だとして、そういった人間のいわば「内臓」的な体力の衰えは全く防ぎようがないのでしょうか?
実際は解決方法はあります。
やり方は後述しますが、とりあえず順番に読んでほしいです。これはセックスの時の男性に限らず、朝だるくて起き上がるのがしんどい方、筋トレしているのに疲れやすい方など、ありとあらゆる「体力のない」方に向けて書いています。
まず聞きたいのが、人は年齢を重ねるとどこから老けると思いますか?
よく足の筋肉(大腿四頭筋やふくらはぎ)といいますが、これは個人の生活習慣の差が大きく、正確とは言えません。一日中デスクワークの方で元気な方もいれば、ずっと立ち仕事でしっかり歩いているのにやたら疲れやすい方もいるでしょう。立ち仕事の方はそこそこの運動しているはずなのに。
では生殖器ですか?それはたしかに衰えたことは如実に分かりますが、生殖器は筋肉ではありませんので、使わないことをもって退化していくわけではありません。コントロールしているのは別の器官です。
僕は、人間の体力の衰えは心臓から来ていると思うんですよ。
心臓は、ご存知の通り臓器でありながら筋肉の集まりであり、血液を送り出す機能を持っています。この収縮力の強さが、体力の源だと思うんですよ。酸素を含んだ血液をしっかり体の末端、特に脳や足に送り込む力が強ければ、それだけ精神力、体力が持続すると考えられます。
生殖器の反応が弱くなるのは、まさにこの心臓の血液を押し出す力が弱っているからに他なりません。バイアグラなど、勃起改善薬が血流を強力に高める薬であることからも明らかです。
他にも、午前中はなかなかやる気が起きない、体が重いという人は、この血液を押し出す心臓の力が弱いから、エンジンがかかるまでが非常に遅いのも一つの要因ではと考えてます。起立性調節障害の人や慢性的な鬱の人で、普段はめちゃくちゃタフでバリバリ働くのに、朝だけダメとかあんまり聞かないですよね?
僕は療育の過程が上手くいっている人には筋トレをよく勧めていますが、あまり筋肉をつけるトレーニングではなく、有酸素運動よりのトレーニングを推しているのには理由があります。
<参考><第50回目>特殊部隊スペツナズが行う、常識を覆すトレーニング
↑のトレーニング法も有酸素よりで、あまり筋肉痛が来ないようなものです。これは神経系のトレーニングなので、爆発的なパワーをつけるためではないです。懸垂が出来ない人などには超おすすめです。
心臓が追い付いていないのに筋肉をつけすぎると、当然動くのがしんどくなります。軽自動車のエンジンで常に2トントラックを運転しているようなものです。ガタイがいいのに階段でフーフー言っている人は、明らかに心臓が体の発達に追い付いていません。
心臓を鍛えるにはもっと強い負荷が必要です。正直、息が上がるような運動で鼓動がバクバクしないと心臓のトレーニングにはならないのです。軽めのジョギングを勧める方もいますが、それは高血圧で瞬間的な負荷のかかる運動をドクターストップされている場合は仕方ないですが、明らかに効率悪いです。ゆっくりめのペースで走った場合、かなりの距離を時間かけて走らないと効果を生まないからです。
また、ジョギングは時間当たりの精神的ダメージが少ないのはいいですが、長時間走る分、膝への負担が蓄積しやすいこと、天候や気分で挫折してしまいやすいことも僕が最初から一貫して勧めない理由です。
今回はもっと強力なものをご紹介します。これ最初から簡単に出来る30代がいたら、その人はおそらく鬱にはならないでしょう。
これマジできついですが、動画をご覧になれば分かる通り、真ん中の人物のように慣れている人は結構出来るようになります。
正直そこまで筋肉質でたくましい体はしていないですが、ボクサー体型でめちゃくちゃ心臓が強いです。あとは足の遅筋の割合がトレーニングによって相当程度増えていると考えられます。この人なら、階段で息が上がって苦しいとか、ちょっと走っただけで体が重くてしんどいなんて言わなそうですよね。てか確実に言わないです。
このメソッドは「タバタプロトコル」といって、20秒間全力で動き、10秒休憩をします。これを1セットとして間髪入れず4セット以上やるようにします。合計時間にすると非常に短いトレーニングなんですが、心臓が爆発しそうになります。できれば今回紹介しているスクワットのように、全身や下半身を大きく動かす種目がいいです。懸垂やダンベルカールなど上半身や腕の一部のような、小さい筋肉にフォーカスしたトレーニングではあまり効果は得られないでしょう。
もし鬱がひどくてスクワットがしんどい場合は、自宅の階段の段差を使って踏み台昇降をしてもいいと思います。
やれば分かりますが、初めてやったら次の日は生まれたての鹿になります。(笑) この運動は強度が相当強いので、一週間に一度、もしくは二度やれば十分でしょう。慣れてきたら筋肉痛になりにくくなるので毎日やれそうな気がしてきますが、関節のダメージが抜けないまま負荷をかけ続けるとケガしますので、やりすぎない方がいいです。
男性諸氏はこの運動をした翌日は結構ベッドで頑張れると思います。(足は痛いと思いますが(笑))
この運動をしてから普段の仕事も非常に楽になりました。また、心臓のレスポンスが良くなるので、頭の回転も速くなります。椅子から立ち上がったり、階段上りもすごく楽にできるようになるので、ぜひ試してみてください。
ただし!この運動は、たんぱく質、ビタミン、ミネラルの栄養が「充分」に足りていることが前提です!何もしなくても栄養不足になりがちな発達障害当事者の方は、よりたんぱく質をしっかり摂ることをかならず意識してくださいね。全身の筋肉がフル稼働するので、栄養が足りないとただの疲れしか生みませんので、気をつけましょう!
これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。
応援よろしくお願いいたします!
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