みなさまお疲れ様です。
この丸2日間、突然ワードプレスのRSSが消えてしまったおかげでブログサークルへの更新が反映されず、泣きそうになりながら復旧作業をしておりました。
もうちょっとでキーボードクラッシャーになるところだった…(;´・ω・)
今日は大学入試の変革について。
僕の中ではかなりヤバい事態だなと思ったので、今中高生のお子さんがいらっしゃる方に警鐘をならす目的で書いています。
正確には、大学入試科目の中でも英語の点数配分が変更になるのがヤバいです。
リーディングとリスニングの配点が100点ずつに変更になるというのをご存知ですか?
今までは、センター試験の英語なんてリスニングはお遊びみたいなもんでした。特に僕が現役だった時代はリスニングは大問🈩の選択問題のみで、アクセントをどこに置くか聞く程度のもので配点も10点?程度だったように記憶しています。
二次試験の足切りがある最難関国立大を目指す子以外なら、全部カンでもどうでもいい設問でした。
僕はAPD(聴覚情報処理障害)があることをかなり早い段階から自覚していたので、リスニングは1ミリも勉強しませんでした。必死に訓練したところで、本番のざわざわした空間と安物のスピーカー(今は個々人にプレーヤーが配られるらしいですね)では聞き取れない可能性が高く、配点もすごく低いなど、コスパが最悪のジャンルだったからです。
リスニングだけは克服が不可能だったので、リーディングとライティングにすべてをかけて勉強していました。詳細はリンクに載せますが、当時見つけた勉強法がガッチリはまり、偏差値が70を超えるまでになりました。
<参考>おすすめ書籍:受験は要領
英検も、準1級までリスニングをすべてカンで書いていました。どうせ集中しても聞き取れないので、得意のリーディング、作文でほぼ満点を取る作戦でいきました。
自分は視覚優位だったから、紙ベースのテストではほとんど屈辱を味わわなくて済んだのですが、もしいま僕が学生で、リスニングが200点中100点もの配分を持っているとしたら、途方に暮れてしまいます。
聞き取りにハンデがある人の場合、短期間でのリスニングの克服は難しいと思われます。
通常の人でしたら、英会話教室に少し通ったり、CDを何度も聞いたり、発音を真似すればそこそこ上達するかもしれません。しかし、APDや感音性難聴の方だと、そもそも何を言っているか元の文章から分からない可能性があるので、上達にかなりの時間と根気がいるでしょう。
困った事態になりました。
リーディングやライティング、長文問題は、文法語法の問題集、単語帳、長文テキスト数冊さえあれば偏差値70くらいまでは半年(1日2~3時間くらい勉強すれば)で余裕で行けます。
ですが、リスニングは本当に耳を鍛えようと思ったら1日に何時間もトレーニングしないといけません。
当然、学生は英語だけ何時間も勉強するわけにはいかないので、リスニング用の効率のいい勉強法を自分なりに身につけるほかありません。
例えば、
①外国人の家庭教師を雇う。
②学習用タブレットなどで専門のアプリを使って学習する
③すぐできるような現実的な案ではないが、ホームステイの受け入れ先として登録し、欧米圏の学生を募集する。
など、どの選択肢も中上流家庭以上でないと経済的に厳しいやり方になります。
これでは生まれつき裕福で、幼いころから外国人の家庭教師を付けてもらえたり、小学校から英会話塾に行けるような子供だけが圧倒的に有利になってしまいます。
たとえAPDであっても、母国語のような感覚で英語を聞けるのであれば、多少内容は理解できますから、高校卒業程度のリスニングテストには十分耐えうるでしょう。
今までのようなリーディングメインの勉強は、僕のような視覚優位の人間にとって非常に有利でした。学校や予備校のつまらない授業は、全部いちばん後ろの席に座って自分の好きな勉強を進めることができました。参考書代も全部で1万円もあれば十分でしょう。
しかし、さすがにリスニングは授業中にイヤホンつけて自習するわけにもいきません。いやでも自宅か放課後、図書館などでやらざるを得ないでしょう。
そういった時間の捻出も難しいなかで効率よく勉強するには、ある程度の出費は覚悟しなければならないかもしれません。
もし大学受験の新英語試験を受けるお子さんがいる方は、少しでも早めに対策を立てておいた方がいいでしょう。
※もちろん、聴覚優位、軽度ディスレクシアの方にとっては今回の改変は大逆転のチャンスかもしれませんね。
ただひとつだけ言えるのは、語学は本物のネイティブでない限り文法語法の理解、習熟無くしてライティングやリスニング能力が伸びることはあり得ません。これは不変です。翻訳コンニャクでもつくられない限り、文法から逃げることはできません。
そこだけは僕がおすすめしている書籍の勉強法でこれからも変わらず通用するので、ぜひ活用してほしいです。
あと、もし希望があれば大学受験で実際に使える参考書などもご紹介できますので、知りたいという方はTwitterからDM頂ければすぐお返事します。
これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。
応援よろしくお願いいたします!
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