みなさまお疲れ様です。
今日も面白い話を見つけたのでご紹介します。
多分名前ならほとんどの方がご存知だと思いますが、
中田英寿さんてわかりますか?
元サッカー日本代表で、海外クラブでも優秀な成績を上げた最高のアスリートの一人です。あの伝説のジネディーヌ・ジダンに「え?日本?日本には中田しかいないからなぁー」とまで言わしめた、屈指の名プレイヤーです。
選手として脂の乗り切っているときにバッサリと引退してしまいましたが、最後まで彼らしさが出た競技姿勢と言えるでしょう。
今回はサッカー論ではなく、中田英寿さんの食生活についてです。
結構有名かもしれませんが、中田さんは野菜を食べません。
少し冗談も入っていると思いますが、主食はお菓子と言ってしまうほどの偏食家なんですよ。しかも、決まった時間に食べません。自分がお腹が空いたと思ったときに食べるようにしていて、無理に時間を決めて食べないのです。
ここで大事なのは、中田さんが野菜を食わないから、僕らも食べなくていいということではありません。それよりも重要なのは、世間で無条件にいいとされることが、本当に体にいいことなのか逐一自分の体の反応を確かめて結論を出すことが重要だということです。
野菜を食べないことが普遍的に体にいいのではなく、中田さんにとってはその方が良かったということです。そのほうが体の反応、つまり消化状態や次の日の体調が良かったことが明らかだからそうしているわけです。
また、中田さんは親切なので但し書きをつけてくれています。
「もちろん、野菜を全く食べないことによるデメリットが出てくるかもしれない。その時はそれに対し野菜以外の方法で補う手段を考えて対応すればいい」とおっしゃっていました。
つまり、安易に中田さんの真似をしろということではなく、自分に合ったものを食べればいし、合わないものを切り捨てたことによるデメリットは頭を使って考えて補完するようにしたらいいということです。
イチローさんも同じようなことを言ってます。(彼は重要なところをあえて端折るので真剣に聞かないと、間違った解釈をしてしまいがちですが…)
たとえば、
「筋トレをして体を大きくしてはダメだ。ライオンは筋トレしないだろう?自分が本来持っているバランスを崩してしまったら動けなくなる」
というのは彼の有名な言葉です。(※彼は筋トレをしていない訳ではありません。初動負荷トレーニングという、体は大きくなりませんが可動域を広げながら力を維持する特殊な機械で鍛錬をしています。)
これは野球の競技特性と、彼のポジション、生まれ持った体格などから作り上げられた彼独自の観点です。普通の野球界のセオリーでは、プロになったら体を作るためにとにかく食べて、激しいトレーニングをして筋肉で体重を増やすのですが、彼は真っ向から反対しました。
このように頭のいいアスリートは、業界で当たり前にやっているようなことを、最初から疑ってかかる傾向があります。
本当に1日3食がいいの?なんで?
本当に筋トレしたほうがいいの?なんで?
本当に決まった時間に食事したほうがいいの?なんで?
本当に毎日いろんな献立をバランス良く食べたほうがいいの?なんで?
・・・などなど。
これはあまのじゃくでやっているのではなく、自分の体に聞いたら世間の当たり前と違う答えが返ってきたからです。イチローさんにとっては、お金もたくさんあるし一流コックを家に雇って毎日豪華なご飯を食べてもよかったのに、奥様が作ったカレーや、そうめん、おにぎりなどを食べていました。
その方が体調が良く、結果につながると分かっていたからです。彼らのような超一流レベルで仕事に活かせない、意味のないことは絶対にしません。
僕たちもいろんな薬を処方されたり、テレビでいろんな健康法を紹介されたりしますが、全部は真に受けない方がいいでしょう。すべて正しいわけでも、すべて間違っているわけでもないし、答えはあなたしか分かりません。
プチ断食とか、ファスティングとか、なんとかダイエットみたいなの毎年一杯出てきますが、正解はだれかがいつか出してくれるわけじゃありません。
あなたが良くなっているか。
それだけが答えです。僕は最初からアンチですが、今流行の血液クレンジングとかああいったオカルトも、あなたがそれでめっちゃ健康になった!というのならそれもいいのでしょう。
たまに鬱の治療のために5年とか、10年精神科に通っている方がいらっしゃいますが、本当にその人にとっての正解の道をたどっているのでしょうか?
誰かが勧めたことが本当に正しいかは、試した自分にしかわかりません。
一流のアスリートがぽろっと口にする言葉は、僕たち一般の人間には想像つかないほど重要なことだったりします。
youtubeで検索するといろんな人の生の発言が載っているので、調べてみるといいでしょう。
これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。
応援よろしくお願いいたします!
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