みなさまお疲れ様です。
みなさまの幼少期は、周りに「信じられる大人」はいましたか?
信じられる大人というと漠然としていますが、要はこの人はカッコいい、いつも自分を守ってくれる、もしくはいつも目標であり続けてくれる心の太陽のような存在です。
多くの健全な家庭で育つ子供は、それが父親であったり、母親であったりするわけです。
もし片方の親御さんがいないとか、ご両親がいらっしゃらなくても、祖父母がそうであったりしますね。
残念ながら、そういった心の太陽が傍に一度も現れないまま育ってしまうことがあります。
アダルトチルドレン:ACと呼ばれる人たち(アルコール依存症や暴力支配、教育放棄の親がいるなど、機能不全家族の間で育った方)がそれに該当します。
ACは心理学的に難しい定義がいろいろありますが、要は「心に太陽が無い人」だと僕は考えています。
そういう方の心には、常に明るく晴れることがない雲があり、いつも雨が降っています。
自己憐憫という名の雨が。
「私はいつも不幸だ」
「なんでこんなに人生が楽しくないんだろう」
「自分だけが社会で生きがいを感じられず、孤立しているような気がする」
どんな人でも、こういうことを考えてしまうときはあります。
それでも心に太陽がある人は、いつか心の傷が癒えたら立ち上がることが出来ます。
しかしそれが無い人は、ずっとこの自己憐憫に浸り続けてしまうのです。
自分の中に支えがある人は、何か困難にぶつかっても
「こんな時、憧れのあの人ならどうするだろう?」
「お父さんならこんなときこうしていただろう」
「先生ならこんなとき、自分があとで恥ずかしくなるような真似はしないはず」
など、自分の心の支えになってくれた人の考え方をトレースしていくでしょう。
一方、そういった行動の指針が無い人は、常に不安を抱えています。
幼少の頃から頼れるのは自分だけ。
だれも自分の盾になってくれる人がいなかった。
正解を考え出すことは得意だけど、自分がどうありたいかは分からない。
こんな不安定な状態で生きていかなければなりません。これは、世間で思われているよりもずっと苦しいことです。大人になったら、人生の選択肢は正解がひとつとは限らないですよね。
たとえば、今の会社を辞めて転職するべきか?とか、今の彼女と結婚するべきなのか?
など、別にイエスでもノーでも、どちらでもいいわけです。
自分の意志がのちに答えを出してくれるものであり、
判断基準は周囲の環境とか、お金の問題ではありません。
あなた自身がどうありたいか、どういう人生を送りたいか
という考え方を持たないと、いつも何かに流されて生きていくことになります。
僕もずっとそうでした。なんとなく生きてきて、なんとなく表面上はいい人生に見えると思います。
大学に行き、銀行に就職し、もっとも金利競争の激しい名古屋支店に配属されるって、字面はそこそこよく見えます。
でも、まったく幸せではありませんでした。
僕はどんな社会人になりたいとか、どんな銀行員になりたいとかも、なんの目標もありませんでした。
ただなんとなく普通の人よりほんの少し多く金を稼いで、時々仕事を聞かれて優越感に浸るだけの最低につまらない人間でした。
発達障害を隠して、なんとなく社会に溶け込めたことだけが自分の誇りでしたが、それは売り手市場だったことなどたまたま好条件が重なって出来たことであって、自分の意志で選んだ道ではありませんでした。
お金をひたすら稼ぐと決めたなら、もっと真剣に稼げばよかったし、
プロの銀行員になりたいと思ったなら、もっと真剣に仕事に打ち込むべきだったし、
自分がどうありたいかを考える余裕もなく、ただ穴の開いた青春時代を後悔しながら毎朝電車に揺られる日々が続きました。
突き詰めればあの頃の自分は、もっと楽をしたい
と考えていたと思います。
いつも普通のふりをしていることが本当にしんどく、もっと楽に生きれたらいいのにと思っていました。
僕の心には太陽が無かったんですよね。
自分はこんな人になりたいとか、
困難に立ち向かうとき、誰のやっていたことを参考にするかとか、
何もなかったんです。
こんな人にはなりたくないというのは沢山いましたが、自分の道を照らしてくれるような存在はありませんでした。
大人になってからは、それをどれだけ後悔してももう仕方ないので、自分で道を切り開くしかありません。
自分で仕事を選び、自分でブログをやると決め、自分でアームレスリングを始めました。
仕事は生きる糧を得るための行為と割り切っているので特に何もありませんが、アームレスリングは一生懸命やっているからか、教えてくれる人が沢山増えました。
僕の心を照らしてくれる存在が出来たので、なんだか頑張れる気がしています。
結局、大人になってからは自分で人生を切り開くしかないんですね。
どれだけ人生を後悔しても、誰かを恨んでも、そこから前に進むことは出来ません。
ただ、芸能人を心の支えにするのはやめた方がいいかもしれません。
今は有名人を心の太陽には出来なくなっています。
この人は素晴らしい人だ!と思っていても、SNSで悪態を隠し撮りされたり、実は裏で薬物まみれだったり、簡単に信じられなくなってしまっています。
なにかある度に心の支えが揺らいでしまうようでは意味がありません。
それだったら、別に漫画のキャラクターでも構わないと思います。
北斗の拳のケンシロウでも、ワンピースのルフィでも、僕のヒーローアカデミアのオールマイトでも、なんでもいいと思います。
自分を支えてくれる何かを見つけましょう。
それがあなた自身をかたちづくり、あなたの行動を決め、あなたの環境を変えます。
これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。
応援よろしくお願いいたします!
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