みなさまお疲れ様です。
新型コロナウイルスの件、本当に大変な事態になってますね。
3月27日の記事でも書きましたが、本日4/13(月)時点で10万人以上の方が犠牲になっています。
<参考>コロナに関してはテレビを頼るな
確かに新型肺炎対策の初動はオリンピックが近くなっていたため、相当鈍かったように思います。しかし、今更政治家を責めてももう遅い気がするんですよね。
次の選挙で勝つために地元の有力企業に忖度したり、特定業種への自粛要請が妙にユルいとか、確かに何してんだろうとは思いますよ。ですが、それが政治家でしょう。地盤を守り、出身地域の発展を何より優先するという意味では、冷酷ですがある意味プロです。
あったり前ですが、こういう人たちを擁護するつもりはありません。
遠くの人命より選挙かよ、と思いますが、自分が代々有名な政治家の家系なら、おそらくほとんどの人はそうすると思います。
そういう人たちが、緊急事態やロックダウンと言い出しにくい状況でも「3密を避けろ」とか「不要不急の外出を止めてくれ」と言っているということは、
ホントにやばい事態なんですよ、とずっと前から言ってたわけなんですよね。
それに対して、不要不急の外出をきちんと避けて準備してた人ってどれくらいいるんでしょうね。
逆に言えば、今回は結構分かりやすく言ってくれてた方なのに何も考えず花見とかで外をフラフラしている人は、どうして大丈夫だと思ったんでしょうか?(;’∀’)
政治家は確かに立ち居振る舞いに腹立つことはありますが、発言の裏を読んだり、なぜこんなバカげた案が通ったんだろう?と真剣に考えればそれなりにヒントはくれているんです。
それより一番腹立つダメな政治家は、狡猾に政権を運営している優秀なエリートじゃなくて、シンプルに
国会で寝てる奴ですよ。
有権者を代表して政治に参加するために国会来てるのに何寝てんだよ?www って思いません?
そういうやつの議員年金とか全額没収してほしいですわ。
愚痴はここまでにして。
今回は投資のお話。僕は投資に関して一貫して批判的な立場ですので、当たり前ですが勧誘行為などしません。安心して読み進めてください。
ここ最近のコロナによる急激な景況悪化で将来のお金が足りるか不安な方は沢山いると思います。アルバイトをもう一つやろうかとか、副業を考える人も多いでしょう。
単純にもう一つ仕事を増やすのはしんどいから、FXとか株はどうだろうと考える人がいるのも無理もありません。
しかし、僕のブログを前から読んでくださっている方はご存知かもしれませんが、僕は発達障害の当事者の方たちには、投資をお勧めしていません。FXやバイナリーオプションは論外ですが、比較的安全と言われるインデックスだろうが、投資信託だろうが一緒です。
理由は障害由来のものや、そうでないもの(家庭の教育によって育まれた信念など)多岐に渡るのですが、いくつか挙げると
・カッとなりやすい
・衝動的に行動しやすい
・自分の考えを曲げることが苦手
・環境の変化に強いストレスを感じる
・お金の管理が苦手
・そもそも経済的に裕福でない(人が多い)
など、特にADHDの傾向が強い方にはお約束の未来が待っています。
衝動的に売買を行って負けまくり、想像していた相場と流れが逆方向にいき、イライラが募って冷静さを失い、さらに衝動的な売買を繰り返すようになります。
そして、手を付けてはいけないお金に手を出してしまい、貯金がゼロになります。
では、こうならないようにするにはどうしたらいいでしょうか?
逆説的でどうしようもなく聞こえるのですが、投資は潤沢な資金を持つ者しか勝てません。
つまり、相当程度のタネ銭がなければそもそも勝負の土俵に立つ資格がないのです。投資に少しでも興味のある方、バルサラの破産確率表はご存知でしょうか?これ知らずに相場に入るなんてありえないです。
<参考>https://investment.abbamboo.com/analysis/calcruin/
ご自分で数字を入力してもらえば分かりますが、少ない手持ちで大きな利益を狙うような取引をすれば、初心者の想像をはるかに超えた確率で破産することになります。簡単にいえば、一攫千金とか〇万円から1000万円ねらうといった手法をとれば、ほぼ100%の確率で失敗します。
メチャクチャ端折りますが、要は投資資金の損切ラインは全体資金の1パーセント程度、リスクリワード比率を少なくとも3倍くらいは見据えた資金管理を行わなければ、利益を残し続けるのは無理ということです。
具体的には、手元の投資資金100万円で勝負するとしたら、1万円以上損が出たら問答無用で損切り。利益が出ているときはなるべく我慢して伸ばし、損切ラインの3倍、つまり3万円以上の利益を追うようにします。
これをマシンのようにひたすら欲を出さず延々と誠実にやり続ければ、少しずつ勝てるようになるでしょう。
なんだ、簡単じゃんと思うかもしれませんが、人間の心理は本当に難しいのです。
こんな簡単な理屈なのに、99%以上(もちろん投資をやっていたころの僕含め)の人が出来ません。
理想は損が出たらすぐ切り、利益をじっくり待つべきです。しかし、それが超難しいのです。
実際にはマイナスを無駄に我慢して傷口をどんどん広げてしまい、わずかな利益に飛びついて少額の勝ちしか掴めず、どんどん資金を溶かしていくようになります。
投資でまず一番必要なものは、ツキがあるとか、ギャンブルに強いとかそんなものではなく単純にタネ銭です。
極端な話、10億円を投資資金に充てることができる人なら、100万円損しても誤差の範囲内です。たとえ多少損失が出ていても、1%の損切ラインである△1000万円に到達するまで焦らず再浮上を待つことが出来るでしょう。勝った場合の額も当然大きい単位になります。
しかし、300万円しか軍資金を持ってない人が大金を稼ぐトレードをしようとするのは、無謀です。
先述した破産確率表のルールを厳守するなら、損切ラインはたった3万円です。あなたなら、チャートが3万円の損失に届きそうになった時、氷のように冷静に損切りできますか?
断言しますが、まずできません。
損切ラインに価格が近づくにつれ心拍数が跳ね上がり、
「うわ、3万円超えそう、どうしよ、高級な寿司屋行ったりデリヘル呼べたやん…」
「やっべ、今年車検とか支払いまだいろいろある…」
などなど、3万円に対する執着をどうしても捨てられないのです。
すると、問答無用で損切りするはずだったラインを割っているにも関わらず、
「まだ上がるチャンスがあるかもしれない…」
などと、自分の希望を相場に押し付けるようになります。当然相場は生き物なのでその通りに動くとは限りません。そのあとどうなるかは、分かりますよね?損切ラインを守らずどんどん損失を重ねていき、300万円が250、200、150…(;´・ω・)とみるみる減っていきます。
バルサラの破産確率表を自分で逆算してみれば分かりますが、1か月で数十万円の運用利益を安全に出そうと思うなら、そもそもかなりの軍資金がないと不可能なのが分かるでしょう。
じゃあYouTubeでたくさんのいわゆる(自称含む)億トレ(億単位で利益を上げるトレーダー)はみんな潤沢な資金を持ち、利益を出せているのかというとそんなことはありません。
リアルタイムトレードを配信している一部の凄腕の方以外、ほとんどは偽物です。札束やパチモンの腕時計を借りてきてブログやTwitterに載せたり涙ぐましい努力をしています。
彼らのほとんどが口座開設アフィリエイトか、情報商材、勉強してれば誰でも知ってる当たり前のことしか教えないコンサルです。そしてそれに騙される人が、次の偽金持ち動画制作の経費になっているわけですね(笑)
絶対に騙されないように。
ちなみにチャート上の理論的な部分でも素人がほぼ100%勝てない理由がありますが、全部書くと長くなるので割愛します。
一方で、まじめにやっている本物の人もいます。
この方は良い時も悪い時も正直にリアルタイムトレードを配信しています。
かなり高額で取引をしていますが、なぜこんな冷静になれるかわかりますか?
もともとこの方は難関私立中学受験専門のプロ講師であり、本業月収が100万円を超えているんです。
つまり、最悪投資資金をすべて吹き飛ばしてしまったとしても、数か月で社会生活を立て直せるわけです。
そんな次元の違う人の真似をして大金を稼ごうなんて、まず無理ですよ。
この動画はトレード手法を参考にするんじゃなくて、投資で稼ぐとか勝負するなんてのは、もともと普通の仕事でそれ相応の額を稼げる人にしか許されないということを知ってもらうために上げました。
一昔前は「貯蓄から投資へ」なんて言われていましたが、今の世の中のように仕事が無くなったり、国からの支援が期待できない時は結局・・・
「真面目に貯めてきた奴」
が最強なんですよ。
だから、変な情報に踊らされずきちんと貯金する方法を学びましょう。
<参考>発達障害当事者の貯金法
これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。
応援よろしくお願いいたします!
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