自粛と営業再開のジレンマ

新型肺炎に苦しむ発達障害当事者の男性 新型肺炎

みなさまお疲れ様です。

緊急事態宣言から2週間ほど経ち、経済がどんどん苦しくなってきていますね。特に飲食業をされてる方はマジで苦しいと思います。

休業してても家賃などの支払いはずっと続けないといけないから、一人当たり10万円では全然足りないでしょう。

従業員への休業補償が難しい個人商店とかは、今後どうするんでしょうか。

国の融資制度を活用することになるのでしょうが、本来できたはずの商売の穴を埋めるために借金をするのって本当に嫌ですよね。店舗展開をするとか、設備の拡充のために借りるなら前向きでいい話なのですが…

以前の記事にも書きましたが、

日本の場合、コロナ対策はずっと前から手遅れの状態でした。

どうしてもオリンピックを開催したいという強い圧力との調整でなかなか海外渡航の封鎖を始められず、他国からの感染者の流入を防ぐことができませんでした。早い段階で強制的な外出自粛命令と、3密を扱う特定業種への休業指示をできなかった時点で感染拡大はもう既定路線の状態だったのです。

 

これは個人の意見ですが、前も言った通り

今更緊急事態や外出自粛期間をずるずる伸ばしても、デメリットの方が大きくなると思います。

<参考>コロナに関してはテレビを頼るな

症状が重篤な方のみをとにかく優先して保護する一方で、若くて働ける方は仕事を再開したほうがいいのではと思います。

例えばですが、もし微熱がある方は部屋を変えて非常階段などの別経路を通って仕事をするとか、体調次第で時短で早上がりさせるなど最低限の隔離対策をとり、企業が資金的に余裕があるうちにビタミンなどのサプリメントを支給してあげたりしながら業務を回した方がいいと思うんです。

リモートワークなんて工場や現場仕事、接客業は無理なのだから再開しなければ多くの会社が死んでいくだけです。

全員一律でお金を支給するよりも、医療従事者の方や、入院を余儀なくされた重症患者で世帯主になっている人にお金を払うか、お金をばらまくよりも特効薬頒布のスピード化を徹底したほうが事態の収束は早まると思います。

せっかくマイナンバーなんてしょうもない制度を作ったのだから、住民票の情報と紐づけしてしていればそのくらいできたと思うんですけどね。

僕も社交飲食と風俗業ですが自分で登記して会社をやっていたので、今経営をされてる方の苦しさがどれほどのものかは普通の人より理解しているつもりです。僕の店も名古屋の錦3という繁華街で結構大きな箱を借りていたので、家賃が毎月96万円かかっていました。営業していれば何とかなりましたが、もし何もできなくなればそれが毎月ガツガツ引かれていくわけです。想像するだけで恐ろしい。

今は世の中が中途半端な自粛をずるずるしていて、休業補償をされている人は「今後どうなるかねー?」くらいの気持ちだと思いますが‥

本当にやばいのはもっと先です。

堀江貴文さんほど先鋭的な物言いをするつもりはありませんが、中途半端な覚悟で経済を止めることは社会全体を殺してしまうことになりかねません。大震災などの復興とは違い、ほとんどの人が方向性を見失って、みんな別の方向を見て思い思いのことをしているように見えます。

感染はマズいと思いながらギャンブルしたり、チケットやホテルの予約が無駄になるからと旅行に行く元気はあるのに、自分で起業して働くわけでもない。世界中で、短期間に20万人以上殺しているウイルスに「自分は感染しても大丈夫だろう、陽性になったらなったで仕方ない」と思っているんでしょうか。自分は良くても、その無配慮な考えが周囲の人間を殺すかもしれないのに。自分が大切な誰かを殺してしまうかもしれないとは考えられない。

この期に及んで遊びまわる人がいるから感染も収まらないし、死者も増える。でも自粛は続くから経済も死ぬし、震災復興などのインフラ需要があるわけじゃないので終息後も景気がほとんど回復しない。

という最悪のシナリオに向かっていると思います。

 

ブラジルの大統領ボルソナーロ氏が、コロナウイルスで自国民5000人以上犠牲になっていることについて

感染者が国民の7割、いまさらどうしようもない。どうせ誰もがいつかは死ぬ」と経済活動の再開を求める発言をして大問題になっています。

たしかにめちゃくちゃな発言です。国民の人生を左右する立場の人間が口にしていいとは思いません。彼を擁護するつもりはありません。

ただ、正直考えることがあります。

・無理やりにでも経済を回し、肺炎など重症者の方や高齢者のみを新患で受け入れ、特効薬が浸透しきるまで耐えるのと、

・ギャンブルの為に適当に県外に出かけたり、いい加減な気持ちでズルズル自粛を続けて、経済がガタガタになるのをほったらかしにしていつか誰かが終息「させてくれる」のを待つのと、

具体的にどちらが犠牲者が多いのか?

たしかに、新型コロナウイルスによる肺炎などの直接的な理由で亡くなる方は、このまま経済を回す方が多くなるでしょう。当たり前です。

しかし…直接病魔に冒されなくても、多くの飲食店が経営できなくなり借金が返せないとか、大学進学を諦めざるを得ないとか、リストラされるとか、いろんな理由が重なって人生を諦めてしまう人や治安の悪化で犠牲になる人がいたら、話変わってくるのではないでしょうか。

経済が回らなくなることによって間接的に犠牲になる人は、数がはかれません。

ぶっちゃけ、その方が広義の意味で犠牲になる人は多いんじゃないでしょうか?

 

どんな選択肢を取っても痛みを伴う結果が待っている難しい事態ですが、

一番まずいのはどっちか選ばずになんとなく時間が過ぎるのを待つことでしょう。

 

なんて言ってみても、僕が出来るのは徹底した外出自粛と仕事の選択肢を増やすための資格取得くらいなんですがね。

重い話が続きましたが、今の時期に何もしないのはもったいない。

家の中でできることはいっぱいあるので、個々人で次来る恐怖に耐える訓練をしておきましょう。

これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。

応援よろしくお願いいたします!


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