今回は「やる気が出ないときの呼吸法」について話をしていきます。
しっかり寝たにもかかわらず、朝になるとなかなか布団から出られない。
大事な用事があるのに、あと5分ぐらいいいかと寝てしまうこと、誰でも経験があると思います。
また朝だけでなく、仕事中や仕事終わりにやらなきゃいけないことがあっても、疲れてやる気が出ないことよくありますよね。
今回はそんな時になんとかやる気を出す方法をお教えします。
やり方は簡単で、リラックスする呼吸と逆のことをすればいいんです。
普通、呼吸法というと「短く吸って、長く吐く」ものばかり取り上げられていますよね。これらは息を長く吐くことによって副交感神経を優位にさせてリラックスさせるためのものです。
しかしリラックスすると言う事は、悪く言えば眠くなってしまうことにもつながります。疲れてる中、これから自力で気合を入れなければいけないときに、眠くなってしまってはダメですよね。
ではどうしたらいいか。
「長く吸って、短くフッと吐く」ようにすればいいんです。
嘘だろと思うかもしれませんが、試して見れば分かります。体に喝が入って暑くなり、頭が冴えていくのがわかると思います。(ただし、なるべく椅子か地面に座ってやるようにしてください。)
※高血圧で治療中の方や、過呼吸になりやすい方は無理をしないでください。字面より強力な方法なので、立ったままやりすぎると気絶してしまうことがあります。
この方法を使うと頭が冴える反面、デメリットもあります。
この呼吸法を使うと交感神経が優位になるため、やる気が出るのはいいのですが、やりすぎると攻撃的になります。周囲の人のちょっとした発言にイラっとしやすくなったりするため、使いどころやタイミングを間違えると良くない結果をもたらします。
個人的におすすめなのは、朝とにかく眠い時や資格の勉強、筋トレでやる気が出ない時など、「1人でがんばらなければいけない時」です。
他人と協調して何かをやらなければいけない時や、サービス業の方で接客の最中などはあまり使いすぎない方が賢明でしょう。(逆にそういう時でも眠くなってしまうようなら、明らかに睡眠が足りていないか、質が落ちているので別の対策が必要でしょう。)
世間では、リラックスする方法ばかり取り上げられていますが、実際のところ本当に大切なのはいかにして一定レベルのやる気を長時間維持するかです。
リラックスしすぎてやる気がゼロになってしまったり、気分で時々100になるのを待っているのは非常に効率が悪いですよね。
それでしたら、落ちかけたやる気を常に60〜70くらいに維持できれば、かなりいいパフォーマンスを残せると思います。
優秀だけどやる気がたまにしか出ない人と言うのは、何も結果を残せないことが多いです。
やる気が波に乗った時だけ頑張るというのは、時間の有り余っている学生なら通用します。
しかし、社会人になると会社や顧客の都合に合わせて自分のバイオリズムをある程度合わせることが求められます。リラックスする方法と同時に、自分を焚き付ける方法も覚えておいた方が賢明です。
常にやる気を100%になんてできませんが、最低でも60%くらいまでの下落に抑えることができれば、安定した業績を残すことができます。
ネガティブになってしまう時というのは、大抵やる気が下落しすぎてもう残り20%くらいしかない状態です。もちろん、そうなってしまう前に適切な休養を取ることは重要です。
しかし、時には下手にリラックスしすぎるよりも、最低限のやる気を維持する工夫と言うのも大事同じくらい重要なんですね。
今回の話はある程度普通に動くことができている方向けの話ですので、「お風呂に入るのもしんどい」「ご飯を食べるのもめんどくさい」「全く身動きできない」という方の場合は、また別の対策が要るので、別の機会にお話しします。
これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。
応援よろしくお願いいたします!
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