今日はやる気が出なくて動けない時、どうしたらいいかを解説します。
正解を先に言いますと、「タスクの分解」をすることがもっとも効果的です。
まさかの2行で終わるっていうwww
今現在鬱気味の方のために、結論を一番早く言いました。
きちんと解説しますと、鬱病で体が重くて動けなくなっている方というのは、基本的に「今の自分の能力を過信しがち」なんですね。
元気いっぱいの時の能力を100点として、鬱病時の自分の能力を採点すると何点になるでしょうか? 自分の感覚で構いません。
おそらく30点とか、もっと低い方もいるかもしれません。
その状態では、いつも簡単にこなせていたことができなくなるのも無理ないですよね。
問題なのは30点になったことではなく、「100点未満になったら何もできなくなる」という思い込みなんです。
30点の状態で出来るレベルまで、自分の普段やっていることを細かく分断していけばいいんですよ。
どういう事かというと
皆さん元気な時は、
朝起きて会社に行って、昼まで仕事して、食事して、午後も仕事して・・・
のように、1日の流れを特に意識することなく一つのまとまりとして捉えていますよね。
これを、自分の今の能力の状態に合わせて、一つずつ分解していけばいいんです。
朝起きて出かけるのが辛いなら、
①まず朝食を食べる
②服を着る
③歯を磨く
④髪を整える
⑤出かける準備をする
・・・という風に、一つずつ完遂するまで、他の事を一切考えないようにしてみてください。途中で「今日は○○の仕事がある…」とか考えなくていいんです。まず目の前のタスクだけやってください。
さらに状態が悪い時は(ここまで来たら本来は休むべきですが(;´・ω・))
①まず目が覚めたら上半身を起こす(とにかく上半身を起こすことだけ考える)
②膝立ちになる
③ゆっくり立ち上がる
・・・というように、さらに簡単なレベルまでタスクを分解してみましょう。
鬱病の方の中には、風呂に入るのがしんどいという方がいます。それは、調子がものすごく悪いにも関わらず、風呂に入り終わって髪を乾かすまでの工程を頭の中でまとめてイメージしてしまっているからです。
そういう時は、同じようにタスクをできる所まで分解してしまいましょう。
①着替えを用意する。
②脱衣所まで行く。
③服を脱ぐ
・・・脱衣所で全裸になっているのに、やっぱり止めた、とは中々ならないと思います。
これは鬱病の時だけでなく、なんとなくぼーっとしてやる気が出ない時にも効果があります。
今の自分の状態を見極めて、無理が出来なそうなときは、できる所まで簡単になるようタスクを分解しましょう。それだけで多少やる気が出なくても日常生活を乗り切りことができるようになりますよ。
今現在鬱病の人にお伝えしたいのは、やる気が出ないとか、体が動かないというのは、決して甘えではありません。
頭の中で「これくらいできたはずなのに」と自分を責めてしまっている人が多いです。それは今の自分の状態を正確に把握できていないだけで、努力不足とかではありません。
逆に言えば、周囲からは落ち込むことがないように見える人でも、無意識にそうやってタスクを分解して、行動を起こすまでのストレスを軽減しているんですね。
メンタルが安定している人というのは、生まれつき精神が頑丈というよりも、落ち込んだ時の対処法を自然と体得している場合の方が多いです。
今やる気が出なくて落ち込んでいる方は、無理にいつも通り頑張ろうとせず、今の自分にできることから一つずつこなしていきましょう。
これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。
応援よろしくお願いいたします!
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