みなさまお疲れ様です。
一昨日は夜アームレスリングの練習会、日曜日は以前少しだけお話した腕相撲友達のイケメンS氏とS氏の家で合同トレーニングをしていました。
友達のいない僕にとって合同トレーニングは生まれて初めてでしたので、ものすごく新鮮でした。
S氏は若い時からずっと力仕事をやっているので、扱う重量が尋常じゃありません。さすがに重量はついていけないので、回数、セット数を根競べしていました。
ラットプルダウンという、椅子に座って天井から垂れているケーブルを背中で引っ張る種目があるのですが、S氏と張り合いすぎて気づいたら300回もやっていました。おかげでいま肩甲骨が爆発しそうです(;´・ω・)(笑)
やっと時間ができて腕が上がるようになったので慌ててブログを更新しております💦
それでは、前回の続き。
前回はADHDの当事者目線で、適職といえるであろう業種と向いてない業種をいくつかとりあげました。
ADHDの場合は、とにかくマルチタスクを避けるべきであると述べました。マルチタスクは絶対ダメというわけではありませんが、金融業や商社のように業務が複雑かつ、どれも重要で優先順位が付けにくいものはまず厳しいと考えたほうがいいでしょう。
ADHDにも個性がありますから僕個人の見解であなたがやりたい仕事を諦めるべきではないと思いますが、経験上ADHDの人に銀行業は本当に厳しいと思います。
ここまでが前回の話。
今回はADHDの傾向が少なく、ASD(自閉症スペクトラム障害、アスペルガー症候群)の傾向が強い人向けの適職について考えていきます。
ASDの場合仕事を選ぶときに意識したいのは、
仕事の一連の流れ(始業から成果物の提出)までの間に、関わる人の数
です。
ちょっと分かりにくい表現ですが、これは職場の人数が多いか少ないかとは関係ありません。
どれだけ大人数の会社であろうと、自分の仕事が少ない人数の協力で完結できるものであればいいでしょう。むしろ業務フローが効率化されていない中小企業の方が危ない可能性があります。少人数であらゆる業務を横断する可能性があるので、ASDの方には非常にきついかもしれません。
複数人で協調して長い時間をかけて成果を出すような仕事は向いていないと思います。ASDの傾向が強いと、対人関係に難を抱えるのはみなさんも実感があるかと思います。
つい自分の思ったことをそのまま相手にぶつけて機嫌を損ねてしまったり、精神的距離感が上手くつかめないために相手からなんとなく避けられてしまうことがあるでしょう。これは仕事をするうえで、関わる人数が多ければ多いほどトラブルが起きる可能性が増えていくというわけです。
これらを踏まえると、通常の職場で働くとしたらどんな仕事がいいか考えてみます。
・家電量販店のアドバイザー
→これは家電に強い興味があることが大前提になりますが、興味の対象が限定的な代わりに深い知識を持っているASDの方には向いているかと思います。接客業ではありますが、社内政治や高度な駆け引きを必要としないですよね。ただし、あまりにノルマがキツイようだと接客から「買わせる営業」に性格がまったく変わってしまうので社風をチェックするのが非常に重要です。
・運送業
→ADHDと同じくですが、時間と安全運転をきっちり守ろうとするASDの方には特に向いていると思います。また、一日のうち同僚、上司、顧客と接する時間が他業種に比べて極めて少ないのが非常に高ポイントですね。ほとんどの時間を自分一人で運転して過ごすので、結構お金を貰える仕事の中では、精神的なストレスは低めかもしれません。ただし、会社によっては朝がメチャクチャ早かったり、勤務時間が長いこともありますので気をつけないといけません。
・プログラマー
→SEやプログラマーと一言で言っても会社の扱うものによってまったく違うので一概には言えませんが、発達障害に対する理解がもっとも進んでいる業界の一つです。机を背の高いパーテーションで仕切らせてくれたり、業務フローを絵で示したりしてくれるところも増えているようです。プログラミングは今後もっとも「食える仕事」になっていくと思われます。ただし、これも上記の仕事で述べたことですが社風によって超絶ブラックになったりもしますので、匿名掲示板などで現役社員の声を調べるのも重要になります。
…などなど、一般的な発達障害のノウハウ本にあまり書かれていない仕事の中にも、しっかり食べていくことができ、適職と思われる仕事はちゃんとあります。
どの仕事をするにしてもASDの方に気をつけてもらいたいのは、できれば事前に社風を確認するということです。
全く同じ商材や同じ業態の仕事でも、職場によってやり方が全然違うということもありますので、事前に下見に行くとか業界研究をするとか、入念な準備が必要になります。これは対人関係でつまずかないためにも非常に重要です。
今就職活動中の方は参考にしてみてください。
これからも皆さんにとって有益な情報をどんどん提供していきます。
応援よろしくお願いいたします!
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